手塚治虫さんのマンガに「三つ目がとおる」というのがあります。三つ目族の末裔で第3の目を持つ写楽という男の子が親友の女の子と一緒に色んな冒険をする、というお話です。写楽は普段は絆創膏で第三の目を封じられてボンヤリしているのだけれど、絆創膏をはがされて三つ目を解放されると突然頭が良くなって超能力まで使えるようになったりするのです。
ヨガでも第3の目と呼ばれるチャクラがあって、直感とかなんかそういうものを司るとかなんとか。
私個人はあんまりチャクラとかオーラとか波動とかは信じてない・・・というか「高額のお金とか、選挙で投票してくれとか、入信しろとか、そういう話が絡まない限りはあるかもね。なくてもいいけど」という超適当なスタンスです。でも最近養老さんの「カミとヒトの解剖学」という本を読んでいたら、この第3の目って本当にあると書いてあってとても興味深かったです。
もともと脊椎動物には目が3つあった(ある)のだそうです。ニュージーランドに住んでいるムカシトカゲではこの第3の目はちゃんとレンズを備えた目になっているし、カエルでも頭部の表面にこそ露出していないものの皮膚を通して明暗を感じているらしい。
この第3の目、人間では松果体という脳の中にある器官になっているそうです。光受容細胞は持っているものの、脳と光受容細胞をつなぐルートが退化消失してしまっているので「目」としての役割は果たしていないけど、体内時計とか性成熟なんかに関わっているらしい。
第3の目・・・「直感」とあんま関係ない気もするけど、3つの目で世界を見たらどんな風な風景が見えたんだろうか。なくなっちゃって残念(´・ω・`)
ちなみにこの「カミとヒトの解剖学」(養老孟子著 ちくま学芸文庫 ¥1200)は視覚で得られる情報と聴覚で得られる情報の差異を軸に宗教・哲学・芸術なんかにアプローチしていくような内容の本でなかなか興味深いです。