ANA国内線【PR】
カテゴリ:本
  • きのう何食べた?
    [ 2012-02-28 00:22 ]
  • 仮面の告白
    [ 2011-12-23 01:07 ]
  • すべての美しい馬
    [ 2011-12-10 22:29 ]
  • くがにくぅとぅば
    [ 2011-09-08 23:14 ]
  • 手しおにかけた私の料理
    [ 2011-06-28 00:53 ]
  • デミアン
    [ 2011-02-18 23:46 ]
  • 一神教と多神教
    [ 2011-02-16 13:45 ]
  • 罪と罰
    [ 2011-02-11 23:40 ]
  • ニジンスキーの手記
    [ 2011-01-23 14:42 ]
  • かもめ
    [ 2011-01-13 00:35 ]
きのう何食べた?
久々にマンガを読みました。以前友達(男性)に勧めてもらったボーイズラブものです。男性がオススメするボーイズラブとはこれいかに!?とずっと気になっていたのですが、想像していた方向性とは全然違って面白かったです。

「きのう何食べた?」
よしながふみ作
モーニングKC

ボーイズラブといえば男性同士の恋愛模様がメインに描かれるわけですが、この本ではそういう濃厚な(?)シーンは全然出てきません。恋愛と言うよりは、結婚して年月が立った夫婦の日常を淡々とつづってるような感じ。一番多く出てくるのはパートナーと同棲生活しているゲイの主人公が2人のご飯を作るシーン。それがとても良いのです!

「セロリ1本使い切るためにメニューをどうやりくりしようかな」と悩んだり、食費¥25000で納めるためにスーパーで底値買いしたり、、足りないものは冷蔵庫にあるもので代用したり、作り終わったときに冷めて不味くならないように手順を考えたり。

非日常のグルメじゃなく、普通に日常ゴハンの話であるところがすばらしい。読んでいるとご飯作りたくなってきます。

このマンガに出てきたセロリと人参と牛肉炒めが凄くおいしそうだったので、明日はセロリ買いに行こうかな♪
by chebu3379 | 2012-02-28 00:22 | | Trackback | Comments(0)
仮面の告白
浪人生していた頃に、息抜きに国語の資料集に載ってるようないわゆる「名作」と呼ばれている本を読んでそれのどこが名作なのか、本当に名作なのかを確認してみようとしてた時期がありました。

手始めに読んでみたのが三島由紀夫の「仮面の告白」。同級生の男の子の腋毛を「繁多な夏草の茂り」って表現してあったのには思わず噴出しちゃいました。見かけの類似だけじゃなくてきっと、生命力が過剰な感じやある種の死の気配みたいなものを含めて「夏草」と表現したのかなと思うんだけれど、非常に的を得ているなぁと思いつつも腋毛にターゲットを絞る三島さんの感性(というか多分趣味)には今でも笑わずにはいられません。

この本がいろんな意味で超面白かったのでその後しばらく三島さんの本ばっかり読んでいました。

個人的には三島さんの普通の(?)小説はきっちりしすぎて安っぽく感じてしまったりして、文章は美しいと思うけど好みではありません。でも、この「仮面の告白」とか「憂国」とか「英霊の声」みたいな趣味全開の作品は凄いなって思う。生々しくて、グロテスクで、でも生命力みたいなのがあるように感じます。特に「英霊の声」は(内容とか思想的な正否はともかくとして)非常に美しいと思う。このエネルギーに引き寄せられて切腹しちゃったのかな・・・と納得してしまう美しさです。

今回読み返してみてふと思ったのですが「仮面の告白」って「世間に対して仮面をかぶって告白」(フィクションという意味か、カミングアウトという意味か、どっちかわからないけど)ということかと思っていたんだけど、もしかしたらこの「仮面」って自分自身に対する「仮面」だったのかなぁと思いました。

三島さんって物凄く頭でっかちと言うか、自我が強い人のように感じます。そんな三島さんにとっての肉体的な部分、自我じゃない部分、それが性欲って形で表現されてるのかな(まぁ、表現と言うよりは告白内容は実際の趣味そのまんまなのかなと思うけど)。でも三島さんの自我はそれが意味するところを自分自身に対して隠そうとする。事実の改変まではできない(自我がクリアすぎて、事実については認めざるを得ない)までも、その事実から別の物語を編もうとする。けれど最終的にそれは失敗に終わって、事実を認めざるを得ないところに追い込まれる・・・という物語のような気がしました。

三島さんの自我のありかたって不思議。「傷つけられた瀕死の粗野な男性」に欲情するわけだけど、傷つける側に立ちたいのかと思いきや、傷つけられてるコスプレ写真集を出した挙句切腹自殺しちゃう。

この人にとっては「性欲=美意識=同一化の欲求」になってるのかなぁ。美しいと感じた対象になりたいと感じる人、というか。ナルシストといえばナルシストなのでしょうが、私が思うナルシストは「自分美しい→より美しくなる努力をする」なのに対して三島さんのは「美しいと感じる→美しいものに同化→自分(というより自分の上に完成した最初に美しいと思った対象が)美しい→より対象に同化」というサイクルで行動してそうな感じ。厳密に言うと自分自身を美しいと思ってるわけじゃない気がします。

そうだとすると、最初に「傷つけられた瀕死の粗野な男性」を美しいと思った時点で死に方はある程度決まってたのかな・・・。

どうでもいいけど、「薔薇刑」(ヌード写真集)を見てあまりの美しくなさに衝撃を受けました。スピーチのテープの声も深みのない声でがっかり。物凄い鍛えてはいたけど、最後まで身体の人じゃない感じ。本当にどうでもいいことだけど。

「仮面の告白」
三島由紀夫 著
新潮文庫
by chebu3379 | 2011-12-23 01:07 | | Trackback | Comments(2)
すべての美しい馬
馬が好きです。

小学校低学年くらいのときに動物図鑑見ながら絵を描いたり粘土で作ったり馬になったつもりで走り回っていたりしてました。それを見た担任の先生が心配して「お宅の娘さんが足を引きずって走ってますが大丈夫ですか?」と親に声をかけてくれました。親に言われてさすがに恥ずかしくなって馬走りはやめました・・・。

大学入ってからは馬術部に入部したり(お金続かなくて数ヶ月でやめちゃったけど)新婚旅行で行ったオーストラリアでは丸一日使って馬でハイキングに行きました。馬に乗って山道を歩いたり川を渡ったり、とても楽しかった。

そんなわけで、近所の学校の学園祭の図書室の廃棄本バザーで見つけてタイトル買いしちゃいました。定価¥2000のところ¥105ナリ。

すべての美しい馬
コーマック・マッカーシー 著
黒腹敏行 訳
早川書房
¥2000(税込)

舞台は1950年位のテキサスとメキシコ。テキサスの牧場に生まれたジョン・グレイディという16歳の若者が主人公の物語です。生まれ育った牧場が人手に渡ることになり、馬が何より好きなグレイディは自分の馬に乗っ親友と一緒にメキシコへ密入国します。

荒野の情景とか、動物達(主に馬)の描写が句読点のない不思議な文体で綴られています。そういう自然の描写がとても綺麗。主人公の考えや気持ちはあまり出てこなくて、自然の描写に託してある感じなのかな。

大恋愛や命がけの戦いを経験したあとで、主人公が荒野で食べるために雌鹿を撃ち殺すシーンがあるのだけれど、撃ち殺した雌鹿が息絶えていくのを眺めながら主人公が思うことがわかりそうでわからない。わからないけどなんだか心に残ります。

「世界の美しさには秘密が隠されていると思った。世界の心臓は恐ろしい犠牲を払って脈打っているのであり世界の苦悩と美は互いにさまざまな形で平衡を保ちながら関連し合っているのであって、このようなすさまじい欠陥のなかでさまざまな生き物の血が究極的には一輪の花の幻影を得るために流されるのかもしれなかった。」

主人公の思ったこと、見た風景、そういうものの羅列の一番最後にそれを敢えて論理的にまとめたものとして上記の説明が出てきます。論理でいうとわかりやすいけど、でも理論にすることによって何かとても大切なことを取りこぼすよなぁと思う。私はこの論理の部分じゃなくてその前にある(長いので引用しません。興味ある人は読んでみてください)死んだ雌鹿の様子やグレイディの心に浮かんだことの描写がとても好きです。自分の外に現れた世界と、それを見て自分の内面に浮かぶものたちと、それらが交互に虚ろってゆく風景、そういうのがとてもリアルです。

機会があればこの作家さんのほかの本も読んでみたいな。
by chebu3379 | 2011-12-10 22:29 | | Trackback | Comments(0)
くがにくぅとぅば
奄美に行ったときに、前回も見てもらったユタ神様のところへ行ってきました。

ユタというのは、奄美諸島や沖縄で信じられている在野のシャーマンです。

私がユタの存在を知ったのは、妹が住んでいたアパートの先住者がユタさんだったからです。「朝早くから知らない人が『神様、助けてください』って尋ねて来るんだよ~。びっくりしたよ」と妹。奄美ではユタさんは略して「神様」と呼ばれているのだそうで、窓を開けると裏山の岩肌が見える自分の部屋を妹は畏れ多くも「神の岩屋」と呼んでいました(´д`)

・・・まぁそんなこんなで。

ユタ神様に言われたことの中で現状についてはほぼ当たっていると思いますが、未来についてはこれからくるのでよくわかりません。

「もうすぐ嬉しいことがあるよ」と言われたので海亀の赤ちゃんが見られるかとわくわくしていたんだけど、見られなかったので宝くじを買ってみました(欲)。スーパーギャンブルに弱い私が、¥1000分買って¥1100当たっていました。ギャンブルで勝ったの初めてヽ(´ー`)ノ

けど、海辺で気持ちよく昼寝できたのも嬉しかったし、あん子が反抗期の一番のピークを抜けたっぽいのも嬉しいし、昨日急に友人が遊びに来てくれたのも嬉しかったし、甲状腺が戻ってたのも嬉しかったし・・・毎日嬉しいことがあるんだよなー。どれのことだろう?

・・・ま、こうやって嬉しいことに敏感になれるって事が一番の幸福かも知れんよね。


「ユタ」の黄金言葉
~沖縄・奄美のシャーマンがおろす神の声

西村仁美:著
東邦出版
¥1600(税抜)

ユタ神様に興味がある方は読んでみるといいかも?ちなみに私が見てもらった方はこの本にも載っている方です。私は宗教全般的に苦手ですが(家が宗教的にバラバラすぎるというのもある。父方:祖母クリスチャン、祖父浄土真宗、父宗教否定 母方:祖母日蓮宗、叔母天理教、母全体的に神頼み系)アミニズムとか先祖崇拝はなんとなく納得できるなぁと思ったりします。奄美の宗教とか文化、それを貫く価値観も知りたいなー。
by chebu3379 | 2011-09-08 23:14 | | Trackback | Comments(0)
手しおにかけた私の料理
マイ糠床が何だかステキなことになってきました。フタを開けるとお酒のような芳醇な香り。きゅうりを漬けると1日で美味しい糠漬が出来上がります。高貴な香りに、強い酸味。これでもう少し塩分が抑えられたら完璧です。先日仕込んだ梅ジュースも梅から出たエキスが上がってきて、あとは発酵を待つばかり。梅雨最高!細菌万歳!そんな主婦ライフのお供の一冊。

「辰巳芳子が伝える母の味 手しおにかけた私の料理」
辰巳芳子 編
婦人の友社
¥1550(税込)

図書館で借りてきました。私は辰巳さんの本がわりと好きでたまに借りてきてパラパラ読みます。スーパーストイックな料理研究家の辰巳さんの本は、料理を通じて日本の四季や生き物、栄養や文化など様々なことを知る事ができてとても面白いです。まぁでも、この人のいう料理を真面目に実践しようとしたらワーキングマザーするのはかなり難しい気がします(私が主婦力がないからそう思うのかも知れませんが)。そして多分経済力もないと破産しそう。

でも、日本の料理の根底にあるものとか、料理の手順や味付けなんかの理由とかを色々な側面から知ることができる料理の本ってなかなかない。そういう意味でとても面白い本です。

割と簡単にできそうな炒り豆腐と味噌汁を作ってみたんだけれど、味噌汁は辰巳さんの本を参考にしたらとても美味しいのができるようになった(気がする)。辰巳さんいわく味噌は「冬は濃く甘く、暑さにしたがって辛く薄く」が常識らしいです。

台所仕事とか、自分が口にしてる生き物に興味がある人にオススメの一冊です!
by chebu3379 | 2011-06-28 00:53 | | Trackback | Comments(0)
デミアン
昨日はあん子の保護者会でした。楽しかった!久しぶりにバリバリ仕事をしている人たちと話をしたら何だか自分の世界が狭くなっているなぁと感じました。もうちょっと現実や外の世界に目を向けるように努力していかないとダメだな、と反省。

って反省している先から超内向的な、ヘッセさんの「デミアン」の読書感想。

デミアン
ヘッセ:著
高橋健二:訳
新潮文庫
¥400(税別)

10歳の少年、シンクレールの成長の物語です。キリスト教への批判・・・ひいては現代文明への批判であり、ファンタジーでもあり、個人の成長の記録でありながら人類全体の歴史の流れも感じさせるような物語です。

この物語で私がすごいと思うのは「対極にある二つのもの」が絡み合い統合していきながら物語を構成していっているところです。「善」と「悪」、「内界」と「外界」、「個人の成長」と「歴史」そういうのが絡まりあい、シンクロし、統合していく感じ。私にはタイトルにもなっているデミアンという主人公の友人が現実の人なのか主人公の心の一部なのか最後までわからなかったし、物語全体が主人公の心の物語であるような現実に起きた物事であるような不思議な感じがあって、そういうあり方がこの物語のテーマそのものであるところがまた面白い。

この物語には夢や白昼夢がいくつかでてくるのだけれど、それが実際にヘッセさんが見た夢なのかもしれないという気がするくらいリアルでとても面白かったです。特に戦争中にシンクレールが見る「叫ぶ女神」の白昼夢にはとても興味がわきました。


白昼夢つながりで「白昼夢」という動画。lasse gjertsenというyoutubeで活動している人の作品です。lasse gjertsenさんのチャンネルでは他にも色々な動画が見られます。
by chebu3379 | 2011-02-18 23:46 | | Trackback | Comments(0)
一神教と多神教
予想通りバレンタインデーの夜は熱を出して悪寒と関節の痛みに震えながら過ごしました。今回2週間おき位に38度台の熱を出してみてわかったのですが、熱を出す前は予兆として筋肉がこわばって痛みを感じるようです。熱が出ると関節が痛くなりますが、それよりは軽い痛みで、数日前から感じ始めるみたい。感覚は覚えたので次回は早めに手を打つようにしようと思います。

さて、最近

「ギリシア・ローマ神話」

「光あるうち光の中を歩め」
トルストイ 著

を読みました。読んでみて長らく感じていた海外文学に対する違和感がおぼろげながらわかった気がします。私に違和感を抱かせていたもの、それはキリスト教的な価値観のようです。

「光あるうち光の中を歩め」はキリスト教徒としての正しい生活を勧めるような物語ですが、「神様(とかキリスト)が絶対の善悪の柱となっている」ように描かれている感じです。

対する「ギリシア・ローマ神話」には神様が沢山出てきますが、それぞれの神様はモラルがあまりない感じ。神々の王様、ゼウスなんかあっちこっちで女性に子供を産ませ、それに嫉妬した妻の女神ヘラが相手の女性と隠し子(いや、隠しなんてレベルじゃないくらい色んな人との間に子どもが一杯いるんだけど)に意地悪をするという・・・スーパー迷惑夫婦っぷり。他の神様も割と簡単に人を殺したり。

「ギリシア・ローマ」神話の神様達はモラルとか道徳なんて全然守ってないし、「正しさ」なんて知ったことかって感じ。自分が軽く扱われたりすると怒って人間に罰を与えますが、キリスト教みたいに「絶対的な正しさ」じゃなく、あくまで「神対人間の間での相対的な・・・正しさ?」みたいなものな気がします。

私は無宗教ですが神様に関しては「ギリシア・ローマ神話」的な神様の方がしっくりくるところがあって、そのためキリスト教的価値観の物語を読むと「何でそんなに深刻になっているんだろう?」とちょっと不思議に感じてしまってました。でもきっとキリスト教の人から見ると私のような人間はモラルや信念のない変な人に見えるんだろうなぁ。これは一神教と多神教の差なのかな?あまり宗教に詳しくないのでよくわからないけれど、今度また世界の宗教に関する本でも読んでみようっと。
by chebu3379 | 2011-02-16 13:45 | | Trackback | Comments(0)
罪と罰
ドストエフスキーさんの「罪と罰」が読み終わりました。予想に反して面白かった!ドストエフスキーさんといえば以前「カラマーゾフの兄弟」を2回読んで2回とも全然面白くなかったので、私には合わないと思ってました。でも「罪と罰」が面白かったので、改めて「カラマーゾフ」も含めて読み直してみたいと思います。

頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフは、「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害する。何が「罪」で何が「罰」なのか、ラスコーリニコフの心の変化を軸とした物語。

色んな登場人物が出てくる中で私はカチェリーナとスヴィドリガイロフという人が気になりました。

カチェリーナは気位が高くて気が強い肺病病みの女性です。アル中っぽい夫にDVをふるったり、生活のため夫の連れ子に売春をすすめたりと相当ひどい事をしているんだけれど、夫や連れ子が他人にバカにされると激昂して大暴れ。そして、プライドの高さのあまり自分は生まれが良いとか、夫は高官に気に入られて役所勤めとか(実際はアル中のため数日で辞めている)周囲にバレバレな嘘をつき、口に出すことでそれが本当だと思い込む・・・。狂ってるし手に負えないんだけど、彼女なりの思いやりだとか人間的暖かさもあって、憎みきれない感じもします。そしてここまで激しくなくても、こういう感じの人っているし、部分的にこういうところって色んな人が持ってる気もします。

スヴィドリガイロフは好色で卑劣な中年男です。ギリギリ結婚できる年齢になった困窮家庭の娘さんにお金をちらつかせ(そのお金は金持ちの女性と結婚して得た遺産。その金持ち女性は死亡し、毒殺疑惑も・・・?)結婚を迫ったり、惚れ込んだ女性を罠にはめて乱暴しようとしたり・・・女性の敵としか思えないような行動を取りまくりなのですが、罠を張るために貧しい孤児に遺産を分け与えて孤児院に入れてやり、死に掛けている母親を安心させてやったりして、卑怯者なのに結果として善行をなしてしまうという不思議キャラ。

「罪と罰」に出てくる人たちは個性的で面白い人が多いです。決して性格が良くはないんだけど、不思議と嫌いにはなりきらない感じの人が多くて(私は主人公だけは好きになれなくて、早く掴まればいいのに、って思ってたけど)そういうところがいいのかも。
by chebu3379 | 2011-02-11 23:40 | | Trackback | Comments(0)
ニジンスキーの手記
家族4人で近所の水族館に行ってきました。私は久しぶりだったのだけれど、あん子は割りと頻繁に連れてきてもらっているので、「ここここ、顔がぴかるんだよー」とか「雨が降るの」とか、時間がくるとイベントが起きる水槽について解説してくれました。時々思うけど、子供と言うのは外国人と同じなんじゃないかなぁ。しゃべれないけど、周囲の状況は理解している。しゃべれるようになると少ない語彙で伝えたいことを説明するから奇妙な言葉、幼児言葉を話すように見えるけど、知能レベルとか理解レベルは言葉よりもはるかに大きいんじゃないか・・・そんな気がします。

やっとこ読み終りました。

「ニジンスキーの手記 完全版」
ヴァーツラフ・ニジンスキー:著
鈴木晶:訳
新書館
定価:¥3200(税別)

ニジンスキーさんはロシア育ちのポーランド人のバレエダンサー・振付師です。「天才」といわれた人らしいけど、活躍したのはわずかに4年くらい。その後はほとんど舞台に立つことは無く、30ちょっと前に統合失調症になって亡くなるまでのほとんどの時間を精神病院で過ごしたという人です。この本はニジンスキーさんが最後に舞台に立ってから精神病院に入院するまでの6週間に渡って書かれた手記。

正常っぽいと感じる部分と狂ってる感じのところとが混在していますが、最後の付録の「ディアギレフへの手紙」(ディアギレフさんはロシアの芸術プロデューサーでニジンスキーさんはこの人の愛人だったらしい。)は何が何だか訳が分からない上に放送禁止用語連呼で「こんな手紙もらったら怖いな・・・」と思ってしまいました。短いセンテンス、文章に奇妙な型みたいのがあって読んでると私の思考もこのへんてこりんな型に巻き込まれていくようでちょっと怖かった・・・。

文中やたらとニジンスキーさんが「感じる」という言葉を使っているのだけれど、この「感じる」の使い方がものすごく独特で(例えば「私は妻を感じた」とか「妻は私を感じた」とか)どういう意味で言ってるんだか凄く気になりました。

何言ってるんだかわかるようなわからないような微妙な感じだったけど、私的には土方巽さんの対談集よりは判るような気がする度数が高かったです(内容が薄くて、同じ事をリピートしまくりだからかもしれない)。物好きで難解な本に興味がある人にはいいかも・・・?
by chebu3379 | 2011-01-23 14:42 | | Trackback | Comments(0)
かもめ
連休に入ってすぐあん子が40度近い高熱を出しました。翌朝には熱は引いたものの、今度は私が発症。熱はあまり出ないのだけれどとにかく頭や関節が痛い。あん子の登園許可証をもらうために調べてもらったらインフルエンザでした・・・。

関節痛でぎしぎししながらきな子を抱っこしてあん子を病院に連れて行き、帰り道あん子の「歩くのヤダヤダ攻撃」(タクシーに乗ってしまおうかとも思ったが角を曲がれば家)にあって寒風の中1時間・・・。正直あん子を捨てて帰りたい衝動に駆られましたが、その晩39度近くまで熱が上がって朝起きたら関節痛が大分スッキリ。おかげでよくなったよ!ありがとうあん子(゜д゜)

あんま体に負担にならないように、短めのもので退屈しのぎ・・・。というわけで「ニジンスキーの手記」をお休みして、チェーホフの「かもめ」を読みました。チェーホフさんの本は短くて読みやすいからちょいちょい読むんだけど、いまいち面白さがわかりません。それでも読んでしまうのは、大学生の頃に友達にロシアに連れて行ってもらったときにモスクワ芸術座というところで見た「かもめ」がとても印象深かったからです。

このモスクワ芸術座というところ、「かもめ」をはじめてヒットさせた劇場らしく、トレードマークもかもめ。そんな劇場だから、多分ロシアの中でも気合が入った?評価の高い?なんかとにかくスゴイと一般的に言われるような舞台だったのかなぁと思うのですが、残念ながら役者名とかまったく覚えてません。っていうかロシア語はほとんど分からず(一応第二外国語はロシア語だったけど、2回落第)舞台見たときには本は読んでなかったのであらすじも3割くらいしかわからなかったし。でもなんかインパクトがありました。

この旅行のときはロシアに一週間、その後1ヶ月くらいかけて東欧の国を回ったのでこの舞台以外にもボリショイ劇場でオペラ(地下帝国がなんたらかんたら・・・という話だったようだ)を見たり、ワルシャワ?あたりでクラシックのコンサート(ドナウ川をテーマにした作曲家だった気がする)に行ったりしたんだけれど正直ほとんど記憶がありません。でも、「かもめ」の舞台とか舞台に漂う雰囲気は今もかなり鮮明に思い出せるのです。

ちなみに、今まで読んだロシア文学の中ではトルストイの「アンナ・カレーニナ」が一番面白かったです。ロシアに興味がある方にはオススメ!割と分かりやすいし、楽しめると思います。
by chebu3379 | 2011-01-13 00:35 | | Trackback | Comments(0)
トップ

四畳半を卒業したchebuと まぶたん:夫           あん子:娘            との東京暮らし。
by chebu3379
最新のコメント
お気に入り
マリンカ&マーニャの姫様な日々
物書きのタマゴ、すなめりさんの猫キチ日記。作品や猫の科学など盛りだくさん。

パントマイムアーティストJIDAI
マイム師匠JIDAIさんのページ。コラムも面白いです。

hydroplane
お友達のhiroakiさんのページ。雰囲気のある文章で綴られた日常がステキです。

うしとみしよぞ
うっしーさんのページ。現在休止中・・・かな?

アレクサンダー・テクニーク
アレクサンダー・テクニーク教師石井ゆりこさんのページ。

ガンジス・インダス・ドーダスの宇宙
宇宙の人、太郎さんのブログ。癒される~。

まこという名の不思議顔の猫
違う生き物っぽさがたまりません。

パンくずのみち
ものがたりはどこからくるのかな?

もはやカフェイン中毒
お友達の村田源二郎さんのコーヒーブログ。一体どんなコーヒーライフを迎えるのか。スリリング!

Mime Atelier
ミーム師匠の岡野洋子さんのページ。ミームについての解説など。

スタジオ PRANA
マタニティピラティスでお世話になっているピラティススタジオのページです。
ライフログ
検索
おすすめキーワード(PR)
ファン
XML | ATOM

skin by excite